「 急がば回れ 」なのかも知れないという事
この休職中、「 一体自分の存在価値とは何なのか 」などを考える事が本当に
多く、自暴自棄になる。だからと言って今の自分は社会復帰しても役には立てない。
簡単に言えばとりあえず「 生きてはいる 」感じだ。
休職期間が終わる1週間前に、再度先生との相談をしてからこの先を決定するという事となっていた。その1週間前が先週だった。
ここで取り繕ったような問診を回答しても何もならないと思っていたので全て思っていることを話した。
「 現状で復帰しても正直続く自信がない 」
「 復帰後を考えるとまた頭痛と眩暈がする 」
「 正直なところ全てが不安だ 」
など思いを全て話した。
先生は「では以前より良くなったことはありますか?」と尋ねてきたので
「 少しは出かけられるようになった 」事は話した。
元来、散歩やジョギング、車の運転が好きで基本的に動くことは好きだった。
それがこの半年くらいは全くと言っていいほど興味がなくなっていた。
この時点でもまだまだ「 自分ではない 」と感じていた。
先生の話によると私のうつ病のレベルは結構高く、本来なら入院治療も考慮するレベルという事だ。それを1か月の休職だけで復帰しようとしていること自体がそもそも無謀なのだろう。
「 仕事で無理に無理を重ねた結果招いた今の状態。 」
また同じように無理に復帰したところで元通りに仕事が出来る訳がない。
「 もう仕事をしたくない、辞めたい 」とは思ってはいない。復帰したい。
以前のようにただ「 普通に 」仕事がしたいだけだ。
この「 普通に 」が出来なくなっているから苦しんでいる。
「 普通 」とはこんなにも大変なことで且つ大切なことであるのかと
痛切に体感してる。
そんなことなどを問診して頂き、出た診断は
「 休職延長 」と
「 会社の配属変更を申し出て環境を変える事を勧める 」
の2つだった。
正直診断を受けてショックに感じたのは一瞬だった。
その後は安堵感が気持ちを塗り替えていった。
家に帰って頭を整理する時間をとり考えた。
確かに今、この瞬間を切り取ってみると対外的にも自分の性質的にも
「 疎外された役立たず 」「 落ちこぼれ 」かもしれない。
しかし永い人生を考えたときにこの2か月はほんの一瞬である。
大事なのは「2ヵ月も仕事を休むこと」ではなく
「 人生においてのたった2か月間 」なのだ。
こんなの1日の中の2時間にも満たないだろう。
焦る気持ちはある。しかし半分だけ修理が完成したエンジンを無理やり動かしてても
またすぐに壊れる。下手をすれば買い替える事になる。
車なら買い替えれば済む話だが、人間はそれは出来ない。
「 たとえ時間がかかっても完解とはいかないまでも『普通』になる 」
まではちゃんと休む。
やはり「 急がば回れ 」が今の私に必要な行動なのだろう。
今回も自分の考えを整理するために書き連ねただけの内容になりましたが
最後までお読みくださりありがとうございました。