「 楽しく仕事する 」の解釈というギャップ
役職者時代、部下に「もっとクリエイティブに楽しい仕事をしたい」
という言葉を投げかけられていた。そのたびに「そうだよなぁ!だから今のこの案件を一緒に乗り切ろうな」的なことを言っていた。(もちろん部下には響いていない)
最近「 部下 」になって他の「 部下 」の話を聞いてやっとわかった事がある。
特に在職歴(社会人歴)の短いスタッフから感じることなのだが
「 楽しい仕事 」の捉え方が違うのだ。
社会人3年以内の若いスタッフくらいまでのいう「楽しい仕事」とは「ドラマに出てくるような仕事の仕方」を想像し指しているようだ。だからそのギャップから「うちは厳しい」などの発言も聞く。結果一般的に3年以内に離職する確率が高くなる。
仕事中は自由に会社を出入り出来て途中でカフェに寄って休憩。夕方に戻ってきて先輩社員と談笑しながら定刻で退社。
これが「楽しい仕事」のようだ。
うん。わかる。とてもよくわかる。全く否定できないし私もそれは望めるなら望む。
ただ「 現実 」というものはやはり「 理想 」とは大きくかけ離れる。
社会人も5年を過ぎたスタッフは「 仕事の楽しみ方 」がわかってくる。
正確に言うと「 楽しくない仕事をどうやって『普通』にするか」がわかってくる。
つまり仕事とは本来(というより日本ではの方が角が立たないの?)
「 楽しくなく面倒で時には辛い 」ものである。
それを「 いかに自分で 苦ではなくするか 」が今の我々を取り巻く環境の
「 仕事を楽しくする 」なのだろう。
タイトルとは言葉の並びが違う。
「 楽しく仕事をする 」ではなく「 仕事を楽しくする 」のだ。
前者のやり方は、経営者になり自身が基準となってやらねば実現しないと思う。
最近「Y」に譲渡された「Z」の「M」さんのように働きたいのだろう。
ましてやメディアで見かける「Z」社や検索でお馴染み「G」社のスタッフも
一部を切り取って公開されるから「 楽しく仕事 」が出来ているように見える。
100人が100人そんなわけがないのだ。絶対に。辛い思いをしながらそれでも
「 仕事を楽しくする 」方法を見出して働いているはずだ。
「 仕事 」はしないと「 対価 」はない。
わかりにくいがどんな仕事も辛い。それは役職が上がれば上がるほどそうなる。
雇われている以上は。「仕事が辛い、もっと楽しくやりたい」を連呼する人は
だいたい「 周囲の環境 」で不満を言い「 他者の良いこと 」ばかりを切り取って
訴える。それではいつ迄経っても「面白い仕事」になど巡り合えない。どんなに転職をしてもだ。Youtuberだって100%楽しさだけで生きていない。あんな不安定な仕事などない。(瞬発力だけなら何も言えないけど)
気付かねばならないのは「 楽しい仕事を見つける 」よりも
「 今の仕事をどう『楽しい』と思えるように取り組むか。」だ。
そこが難しいのは重々承知している。
でももし今「仕事が楽しくない」としか思えないなら自ら動いてほしい。
「 仕事を楽しむ方法 」を考えて取り組んでほしい。ココロが「マイナス」になって仕事をしているから楽しくない。だったら「ゼロ」にすればいいのだ。
ドロップアウトしても行った先では何も変わらない。何度も転職を繰り返したからそれだけは自信もって言える。
いつも思っていてほしいのは「仕事は生きるための手段で、中心ではない」という事。
なんだろう・・・今日も変な内容になったなぁ。とにかく社会人の同志諸君共に
「 くそ楽しくない仕事をいかに楽しんでやっつけるか 」を考え続けよう。